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日本SPF豚協会会長 赤池 洋二
わが国の養豚産業は1950年代後半から急速な経営規模の拡大と多頭飼育がはじまりましたが、それは当然のことながら、呼吸器病をはじめとする豚のいろいろな病気を多発させて経営を圧迫し、病気の予防や治療のための薬剤多用を招く結果となってしまいました。私共は、健康な豚の作出と徹底した防疫管理によってこれらの問題に対処すべく、当時アメリカで開発されたばかりの「SPF養豚技術」を、日本の国情に適合した養豚体系として確立すること目標として、1964年に日本SPF豚協会を設立しました。
以来、当協会は様々な失敗や試行錯誤を繰り返しながら、技術開発と事業化を進めてきましたが、近年ようやくSPF養豚技術体系として確立されたと考えております。最近ではSPF養豚システムで生産される豚肉は、国内総生産量の10パーセント内外と推測されます。しかしながら、生産者が血の滲むような努力のもとで生産したSPF豚肉が消費者の食卓に正しく届いているかどうかは、一部をのぞいてはなはだ疑問であるといわざるをえません。
BSEに端を発した牛肉の安全性の問題は、ひとり牛肉のみならず、農産物全体の安全性に対する疑問を投げかける結果を招きました。その後も農産物の偽装表示問題は後を絶たず、消費者の信頼は地に落ちた感があります。最近スタートした牛肉のトレーサビリティ制度は生産情報が正確に消費者に伝わることを狙いとしており、つぎは豚肉を対象に検討が進められています。
当協会所属のSPF豚認定農場は、それぞれの生産情報は正確に管理されており、情報公開制度が始まれば即応できる態勢にあるといえます。日本SPF豚協会は、これらの情報が消費者に正しく届くことを期待してホームページを開設することにしました。
また、このホームページにはつぎのような役割も期待しております。
SPF養豚に関する正しい知識の普及、SPF豚農場認定制度の仕組みとその解説、認定農場産豚肉の販売店情報、消費者との積極的な意見交換などです。はじめのうちは充分ご満足頂けないかも知れませんが、徐々に、しかし正確で、充実した内容にしていくことを心がけたいと念じておりますので、当ホームページの積極的なご活用をお願いすると同時に、忌憚のないご意見やご要望をお寄せいただけるよう期待しております 。
この Web サイトに関するご質問やご感想などについては、j.spf.a@nifty.com まで電子メールでお送りください。
最終更新日 : 2004/3/31